良いものを長くと言うけれど

良いものを長く使うのがいい、とは知っています。
とは言え、それを実行するには初期投資が必要なわけで。
貧乏性のわたしにはハードルが高かったのですが、最近、ひとさまのお陰でこれを実感することができました。

いわゆる高級家具、コルビジェのソファ。
いま、我が家には三人掛けが1脚と、一人掛けが1脚あります。 

こんなやつ↓(画像お借りしました)
買ったんじゃないんです。
結婚したとき、夫の母が「実家にあるけどいらない?」と送ってくれたのです。
ちなみに私はコルビジェのソファー、知りませんでした。届いてみたら見るからに高そうで。恐る恐る座っていたのですが、しばらくして、武井咲ちゃん版の「黒革の手帳」に登場していたのをたまたま発見、思わずググって知った次第でした。値段にびびった。安易に昼寝ができなくなりました。

ただ、年代物なので、すでにかなりのひび割れが起きていました。
どうしたもんかなぁ…と悩んでいたのですが、考えてみたらこれって天然革。
趣味の靴磨きセットが使えるのでは…??

そんなわけで、磨いてみました。これらで。


これでフチの埃をひたすらかきだし

(この辺↓にめっちゃ溜まるんです。)
あらかた汚れを取りさったら
サフィールのユニバーサルレザーローションで汚れをひたすら落とします。
ちなみに、長らくそのままだったようで、本来はユニバーサルレザーローションだけでも保湿まで多少できるのですが、これだけだと我が家のコルビジェさまはカッピカピになりました。

なので、ひたすらモゥブレイのデリケートクリームを、塗り込む塗り込む塗り込む。
乾ききっていたようで、ぐんぐん吸い込みます。
ちょっと乾きすぎて緑がかって見えていた部分もあった黒革が、ふたたび艶々の黒色に…!!

しかし、塗り込みすぎて3日ほどモゥブレイくさかった。
最後につや出し用の布で磨いたので、クリームが服についたりはしませんでしたが、とにかくくさかった。
その後、まめに手入れしてからはあれほど塗り込まずにすんでいるので、においがするほど塗らずにすんでいます。
たぶん、40年以上使われているソファ。
ただの靴磨き好きの素人がちょっと手を加えただけで生き返りました。

ほんとに、良いものって長生きなんだなぁ。
わたしは、靴よりクリーム塗り込む面積が広くて楽しかったです。笑

暮らしとお手入れのお話でした。

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霞を食む生活